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四コマ漫画「皇帝陛下とアウィツォトル3 タラスコ戦争編」

2014年3月~制作の四コマ漫画。
リトル・アウィツォトルシリーズ、第3弾。
第1弾と同じころか、もしくは直後。恒例の、前半ほのぼの、後半シリアス。
回想シーンで第6代アシャヤカトル時代のタラスコ戦が描かれます(なので流血ありです)。

1486年、アステカ帝国第8代皇帝アウィツォトル、即位一年目。戦の天才で、恐ろしい怪物の名でよばれる皇帝陛下が、雨の日に、本物の「水の怪物アウィツォトル」をひろう。しかし、小さな怪物は、皇帝陛下にはさっぱりなつかず、老齢の副王にべったりとなついてしまうのだった…。

【第3部 Our hero 我らが英雄】

アウィソトル漫画表紙3
登場人物
雨とアウィソトル
副王引退か
たいくつ
武勇伝1
武勇伝2
タラスコ1
タラスコ2
タラスコ3
タラスコ4
タラスコ5
タラスコ6
タラスコ7
タラスコ8
タラスコこれからだ

今回の回想シーンでの第6代アシャヤカトル時代のタラスコ戦。
参考は『図説アステカ文明(創元社)』『古代のメキシコ人』『アステカのうた』『古代マヤ・アステカ不可思議大全』『ミショアカン報告書』などの日本の概説書を元に創作というか妄想したもので、詳しい一次資料に全然当たっておりません…。読めることがあったら、ガチな歴史物語として再び挑戦したいテーマです…。
リトル・アウィツォトルをひろった世界での出来事、「フィクション」としてお読みくださいませ。

【歴史ベース部分】
3万2千(数は諸説あるもよう)ほどのアステカがタラスコ5万に大敗し、生き残りは10分の1以下に。タラスコは銅の武器を使用。カカマは捕虜になり死亡。アシャヤカトルは最初、戦争中止を試みたが(理由は調べてないのですが)、周りに説得され、一度目の攻撃は失敗、翌日の二度目の攻撃で大惨敗。無敵のアステカ戦士たちが逃げだすのを目にする。アシャヤカトルが逃げる戦士を目にして叫ぶ「戦死を望まないのか、生贄をささげたくはないか」は、タラスコ戦をテーマにしたアステカの詩(アシャヤカトル作?)に登場するセリフです。
(追記。2023年6月。タラスコは銅をつくる技術はあったのですが、全軍に持たせるほどの量はなくて、日常は石器を使用。したがって、アステカが敗北したのは銅の武器のせいではない、という話を目にしたので、追記で記します。)

【フィクション部分(=調べきれていない箇所)】
アウィツォトルがこの戦に従軍してたのか、従軍していたならどう動いたのかが不明(軍指揮官になったのがいつなのか不明)、副王が従軍していたか不明、カカマの言動は副王の史実の英雄行為をベースにしてのフィクションです。

タラスコの戦士
タラスコ戦士のみなさん。
「来るなら来いや、アステカ皇帝!返り討ちにしちゃるがなー!!」
漫画を描いたあとで、前にDAで教えていただいたサイトに、タラスコの軍装があるのを見つけてしまった…。『ミチョアカン報告書』を読みながら、ビジュアル的にはどんなのなんだぁぁぁー!と悶えていたのに…。サイトの漫画のほうは、あとで手を入れました。
http://historum.com/war-military-history/47720-historical-armies-illustrated-aztec-empire-contemporaries.html

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