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古代メソポタミアの英雄物語、「ギルガメシュ叙事詩」。
2019年1月下旬、Twitterで、メソポタミア神話絵師のでんたさまのアステカ絵をリツイートしたのがきっかけでご縁ができて、メソポタミアがどの地方でいつの時代かなど全然知らない状態で、絵を描きだしました。
「ギルガメシュ叙事詩」…。
最初は未熟でワルな主人公とか、
ライバルとコブシで戦ったのちに無二の親友になるとか、
親友を得て人間的に成長とか、
大好きな親友との冒険と死別の悲劇とか、
ついに立派な王様になるとか、
私がハマらないわけがなかったんだよ…。
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【ギルガメシュ叙事詩】
古代メソポタミアの英雄ギルガメシュ王の、成長と友情の物語。
ウルクの王ギルガメシュは、未熟でヤンチャな暴君だったが、
野人エンキドゥとコブシを交えて戦い、お互いを認めて親友となってからは、
行いをあらため、民に尊敬される王へと成長していく。
二人は、レバノン杉の森の番人フンババ退治に出かけたり、
町をおそった聖牛を倒したり、大冒険をくりひろげる。
ところが、神々が下した罰により、親友エンキドゥが命を落とす。
友を失ったギルガメシュは悲嘆にくれ、自分にもいずれ来る死を思い、不死を追い求める旅に出た。
しかし、あと少しのところで不死を得ることは叶わなかった。
旅を終えたギルガメシュは、その後、ウルクの王としての生涯を全うした。
(ウィキペディアであらすじを追うだけでも燃えるので、読んでみてやって…)
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友を失ったギルガメシュは悲嘆にくれ、
自分にもいずれ来る死への恐怖にとりつかれ、
「不死」となるために旅に出る。
旅を終え、疲れ果て、あらゆることを国の果てまで見て知ったギルガメシュ。
ウルクの城壁を立派なものとするなど、数々の功績をあげ、王としての生涯を全うした。
「すべてのものを見たる人。すべてを味わいすべてを知りたる人。」
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【おまけ絵】
「エンキドゥさん!エンキドゥさん!」
馬車で暴走!(シュメール文明の馬車は、あまり速度が出ないらしい)
エンキドゥとシャムハトさん。
エンキドゥさんが学校に遊びに来たよ。
エンキドゥさんが文字を書くよ。
エンキドゥさんがゲームをするよ(NHK大英博物館の本にのってたウルのゲームです)。
力くらべなら勝敗がつかない二人でも、これなら勝負がつくかな…?
ナツメヤシの実で、戦争勃発!
太陽神シャマシュ。物語の中で、ギルガメシュを個人的に気にかけていて、加護を与える神。
イシュタルとエレシュキガルの姉妹神。
【キャラクター全員集合イラスト】
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【最初に読んだ本】(2019年1~2月)
『ギルガメシュ叙事詩』矢島文夫訳、ちくま学芸文庫、1998(単行本は1965年)
『世界の神話1 メソポタミアの神話 神々の友情と冒険』矢島文夫、筑摩書房、1982
『シュメル 人類最古の文明』小林登志子、中公新書、2005
『シュメル神話の世界 粘土板に刻まれた最古のロマン』岡田明子、小林登志子、中公新書、2008
なお、『ギルガメシュ叙事詩』(月本昭男訳、岩波書店、1996)は、4月に読みました。
矢島訳(単行本で1965年)で書かれていない所が書かれていまして、情報量も文章量も充実、内容がかなり違っていて、驚きました。でも、地元図書館になくて、県立図書館から取り寄せて読んで、なおかつ、アマゾンに割高な中古しかないのが残念…。新版出てほしい)
【画像資料】
Pinterestで収集。グーグル画像検索するより、かなり使える気がする。
(本や資料は、絵を描くのと並行して読んだり探したので、絵は正確ではないです。絵は勢いで描きました。あとになって、くわしくなったら、間違いだらけに気づいて頭を抱えそうだ…。時代的にはシュメールですが、アッシリアなどの衣装も混ぜています)
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