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【制作】
2015年9月~11月(小さいアウィツォトル、陛下に懐かない)
2017年8月(トラテロルコの花嫁)
リトル・アウィツォトルシリーズ、第4弾。
第1弾と同じころか、もしくは直後。
1486年、アステカ帝国第8代皇帝アウィツォトル、即位一年目。戦の天才で、恐ろしい怪物の名でよばれる皇帝陛下が、雨の日に、本物の「水の怪物アウィツォトル」をひろう。しかし、小さな怪物は、皇帝陛下にはさっぱりなつかず、老齢の副王にべったりとなついてしまうのだった…。
【第4部 トラテロルコからの花嫁】
【その1 小さいアウィツォトル、陛下に懐かない】
ウィキペディアのAhuizotlによると、獲物がとれないときなどに、赤子や幼い子供のような声をだし、人間が捨て子かなあと近づくと、水中に引きずり込んでしまうようです。
アステカの蒸し風呂。Mexicoloreの記事を参照です。
アステカの結婚式。Mexicolireの記事を参照です。
【その2 トラテロルコからの花嫁】
【歴史ベース部分】
1473年に、第6代君主アシャヤカトルが、隣のアステカ族の都市トラテロルコを征服する。トラテロルコ王モキウィシュは、トラテロルコのピラミッドから投げ落とされて死亡したと言われる。
モキウィシュ王については、「アステカの君主・補足」記事に記述があります。
第8代アウィツォトルと、第6代アシャヤカトルは同じ母の兄弟なので、作中のトラテロルコに嫁いだ皇帝の姉は、書いていませんが、アウィツォトル陛下の姉妹でもあります。
追記(2018年2月16日):
小池佑二氏の論文「最後のアステカ王クアウテモクの死について」によると、クアウテモックの母親は、トラテロルコ王の娘ティヤカパツィン(Tiyacapatzin)、またはアステカ第9代君主モクテスマ2世の妹トリルラルカパトル(Tlillalcapatl)となっていました。
【フィクション部分(=調べきれていない箇所)】
アウィツォトル陛下が、何年に、どのタイミングで、トリランカパトル王女と結婚したかが、謎。
そもそもアウィツォトル陛下、この漫画では1456年、即位時の年齢30歳に設定していますが(漫画を描きはじめのころに、小池佑二氏の1983年の論文「アステカ王国の首長継承とその同盟都市間の婚姻関係」で見た数字)、チマルパインでは第6代アシャヤカトル(1449年ごろの生まれ)より年上、ドゥランでは即位時学校に通ってた少年だったので、詳しい生年が謎です。
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