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【ミクトランテクトリ Mictlantecuhtli ミクトランの主】
冥府ミクトランの王、死の神。ビジュアルは怖いですが、絵文書っぽく色を塗るとカラフルだなあ…。ボルジア絵文書での彼の爪をみると、何気にネイルが灰と赤の2色でかわいい。
(詳しくどうぞ→ウィキペディア)
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【ミクトランシワトル(ミクテカシワトル)Mictlantecihuatl】
冥府の王ミクトランテクトリの妻。
夫婦がそろったところで、一枚。「冥土だろ!」のツッコミ待ち。
アステカの死後の世界。
アステカでは、生け贄になった者と戦死者は、名誉ある死に方をしたとされ、天にのぼり、東の天国へいき、太陽が東から正午にいく間、太陽のお供をした。また、お産で死んだ女性も名誉とされ、西の天国へいき、太陽が正午から西に行く間、太陽のお供したそうな。これらの戦士たちは、4年後にハチドリとして生まれ変わったという。
水死や、雷で死んだ者など、特定の条件で死んだ者は、雨の神トラロクが支配する楽園トラロカンへ行く。
しかし、普通に死んだ者は、ミクトランテクトリが治める地下の冥府ミクトランへ行く。しかも、その旅路は危険がいっぱいで、4年かけて苦難の旅をしたのち、ミクトランにたどり着いた魂は、消滅するそうな…。生まれ変わりはナシという容赦のなさだ。
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【ミクトランの神々】
冥府ミクトランに住まう神々のうち、三柱。彼らは、ミクトランにおもむく死者の行く手をさえぎり、試練を与えるという。
『フィレンツェ絵文書』より、青いトカゲ(xoxouhquj cuetzpalin)(ワニとなっている本もあり)のショチトナル(Xochitonal)。『バチカンA絵文書』より、鳥の脚をもつイスプステケ(Izpuzteque)、灰の雲をまきちらし死者の行く手をさえぎるネシュテペワ(Nextepehua)。
なんだか、「ミクトランテクトリ様にこきつかわれています」感がただよっている絵だなあ…。
サヘケぐさまの案を元に描いた、少年漫画風悪の四天王パロディー。元ネタをご存知ない方は「四天王ネタ」でご検索下さい。
たまには飲み会…?
冥府ミクトランに住まう神々のうち、鳥の脚のイスプステケ(Izpuzteque)と、妻のネショショチェ(Nexoxoche)。
「ネショショチェ…俺、冥界の仕事、向いてないような気がするんだわ…」
同じく、冥府ミクトランに住まう神々のうち、ネシュテペワ(Nextepehua)とミカペトラコリ(Miapetlacoli)の夫婦神。これからデートかもしれない。
また、約翰さま情報によると、『バチカンA絵文書』に登場する他の冥界神に、コンテモケ(ツォンテモク?)&チャルメカシワトルというカップルもいるらしい(チャルメカシワトルに対応する男神はチャチャルメカという説もある、とのこと)。
何気にリア充が多いミクトラン…。
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【追記 2022.01.21】
イスプステケは、『バチカンA絵文書』での表記の他に、Ixpuztec表記もあるらしい(『オックスフォードメソアメリカ文化百科』。約翰さま情報)。
久々に描いたイスプステケの絵を貼ります。脚全部が、鳥の脚になってるバージョン。
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