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アステカの神様イラストです。
テスカトリポカ、ケツァルコアトル、ウィツィロポチトリ、トラロク、シペ・トテック、ミクトランテクトリは、別記事で紹介。
1では、アウィアテテオ~ショチピリまで。
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【アウィアテテオ Ahuiateteo】
五人一組の神。過ぎたる飲酒、賭け事、性交などの危険と罰を現す。それぞれ名前は、五のトカゲ、五のコンドル、五のウサギ、五の花、五の草。ボルジア絵文書見たら、見事に色違いの5色の神が並んでいた…。
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【アウィツォトル Ahuizotl】
水の怪物、アウィツォトル。とがった耳をもち、黒っぽく、小さな犬に似ており、しっぽの先に手がある。水中や水中の洞窟に住み、尾についた手で、犠牲者を水中に引きずりこみ溺れさせる。人間の肉、とりわけ目・歯・ツメを好む、恐ろしい怪物。赤子の泣き声がする…と思って水辺に近づいたらアウィツォトルの尾がガバッ!と出てきてつかまった、みたいなこともあるらしい。
アステカ第8代皇帝アウィツォトルの名前はこの怪物から。名は体を表すとはよく言ったもので、恐ろしくも偉大なるアウィツォトル陛下の名前にぴったりですね。
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【アトラトナン Atlatonan 水の我らが母】
水と大地の女神。テスカトリポカ神の四柱の妻のうちの一柱。
どうしても、絵文書の絵が見つからなかったので、完全な創作で描いてます。
「ドゥランによればハンセン病と先天性身体障害を司る女神」とのこと(約翰さまに教えていただきました)。
テスカ様といっしょに大地の恵みで乾杯!サボテンの実が毒々しくなった…。
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【イシュトリルトン Ixtlolton】
医学の神。呪医っぽく描いてみました。あまり健康的な感じじゃないな…。
描くにあたって、日本語で画像検索したら、同名の競走馬の画像で埋まったのには驚いた…。
下の画像は、マリアベッキーノ絵文書のイシュトリルトン神を元に描いた絵です。
同じページに描かれている神官さんもいっしょに描いてます。
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【イツパパロトル Itzpapalotl 黒曜石の蝶】
人間が生まれた楽園の地タモアンチャンを支配する女神(ちなみに、アステカでは、幼い子供の死者は、タモアンチャンに行くとされた)。
星の魔物ツィツィミメの女王でもあります。
こちらは絵文書ベースのイラスト。
絵文書では、ワシの翼、コウモリの翼、チョウの羽根の姿で描かれます。
どのイツパパロトル様がお好きでしょうか?
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【ウィシュトシワトル Huixtocihuatl】
アステカの塩の女神。テスカトリポカ様の四柱の嫁のうちの一柱。最初は青と白で描いてましたが、絵文書のカラーを参考に、赤と青と白で…(伯方の塩カラー)。
ウィシュトシワトルは、雨の神々トラロケの一族だったもよう。
塩の女神が、雨の一族出身というのも面白いですね。
トラロケたちを嘲り、追放されて塩を発見したとも(約翰さまより、フィレンツェ絵文書・第2書を又聞き)、トラロケたちとケンカになり、彼女を溺れさせようとしてトラロケたちに塩水を投げつけられた結果、海水をコントロールする能力を身につけたとも(英語版のウィキペディアですが翻訳あってるか自信ないです)。
どちらにせよ、気の強い所のある女神様のようです。
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【ウェウェコヨトル Huehuecoyol 老いたコヨーテ】
踊りと音楽と肉欲の神ウェウェコヨトル(右)。花と音楽の神ショチピリ(左)といっしょに楽しくダンスの図。
背景の縞は、自宅にあったメキシコの布を参考にしました。
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【オメテオトル Ometeotl 二面性の神】
「二面性の神」、至高の創造神オメテオトル。男女二つの性をかねそろえた一柱の神、もしくは、男神オメテクトリと女神オメシワトルのペアの神。至高神トナカテクトリ&トナカシワトルと同一視される。
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【コアトリクエ Coatlicue 蛇のスカートをはく者】
大地母神。アステカの部族神、太陽神ウィツィロポチトリの母。ウィツィロポチトリは、不義の子をなしたとして姉コヨルシャウキと兄たちに殺されそうになった母コアトリクエを守るために、完全武装の姿で誕生し、姉と兄を殺して母を守った。
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【コヨルシャウキ Coyolxauhqui 鈴で飾られた者】
星の女神(月の女神とも)。ウィツィロポチトリの姉。
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【シウコアトル Xiuhcoatl 火の蛇、トルコ石の蛇】
火の蛇。アステカの太陽の暦石のふちにも登場する、太陽の蛇。
太陽神ウィツィロポチトリの武器としても神話に登場。
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【シウテクトリ Xiuhtecuhtli】
シウテクトリ(左)は火と時の神。冥府から天界までを貫く巨大な火柱で表されるという。老いた火の神ウェウェテオトル(Huehueteotl)(右)と同一視されるそうですが、外見が若い神とご長寿の神なので、化身のつもりで分けて描きました。
丸善ブックスの『アステカ・マヤの神話』によると、シウテクトリが中心にいて、四方向にテスカトリポカ様のお体がバラバラになって飛んでいて、方位と暦が決定された(?)……という、フェイェルバリー=メイヤー絵文書の絵があるそうで…。詳しい経緯は不明ですが、下手したらシウテクトリに負けたテスカ様の黒歴史かもしれない…。
もっとも、方位を決めるために、全知全能の闇の神であるテスカトリポカ様が御身を自ら犠牲にした、という、格好いい解釈もあると聞きました。神々が自ら生け贄になるエピソードは他にもありますし、その方が、多くの信仰をあつめたテスカ様らしいかもしれませんね…。
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【ショチケツァル Xochiquetzal 貴重な花】
花と愛の女神ショチケツァル。テスカトリポカ様の四柱の嫁のうちの一柱。彼女は雨の神トラロクの人妻でしたが、見事な略奪愛です。
花の女神のおしおき。約翰さまに教えていただいた情報です(フィレンツェ絵文書第4書を参照にされたとのこと)。可憐な花の女神のイメージがぁぁぁ…!!ただし、ちゃんと断食した織女(織物をする女)には、加護を与えたそうな。
余談ですが…。
私は日本で出ている本を読んで描いたもので、ショチケツァルを可憐な清純派のイメージで描いてましたが、海外のお絵かきSNSのdeviantARTを見たら、海外のアステカ絵師のショチケツァルは奔放なセクシー系で、トップレス姿も多く見られました。
自分も含めて、日本では、可憐でかわいい花の女神のイメージの絵が多い気がします。
私は、日本語の本(昭和ヒトケタが初版の本とか)のみ見て描いたのですが、おそらく、海外サイトを読んだり、新しい本を読んでからだと、またイメージが変わったかもしれません。
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【ショチピリ Xochipilli 花の王子】
花の神。芸術、ダンス、歌の神。
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