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2000年制作の、お蔵だしアステカ四コマ。
テスカトリポカ様VSケツァルコアトル四コマ漫画。
20年以上前に描かれた古い作品なので、現在の説とは違う部分があります(追記参照)。
「下ネタ」ばかりなのは、元ネタの神話がそうだから……にしておいてください…。
全裸を見せ付けて惚れさせる、トウガラシ売りのエピソードとか謎すぎる。
なんであれで惚れるんだ…。
【追記】(2021年)
◆『マヤ・インカ神話伝説集』に見える「テスカトリポカ様とケンカして勝つと願いが叶う。若者がテスカ様に勝利し、恋の願いを叶えてもらった」という「決死の組打ち」の話は、約翰さまの研究により、エピソード自体が本の作者の創作と判明。実際に存在する話は、テスカトリポカ神の化身のひとつに、首のない怪物ヨワルテポストリがあり、その胸に手をつっこみ心臓をつかむか、瀉血用のトゲを奪い取ることができるような勇者は、あらゆる幸運を得るが、臆病者には悲惨な運命が待ち受ける……というものです。
◆『マヤ・アステカの神話』(青土社)には、テスカトリポカ神が裸を見せつけて誘惑したのは、「ケツァルコアトルの娘」とあるのですが、もともとのお話では、ケツァルコアトルではなく、ケツァルコアトルの部下の「ウェマクの娘」だったのだそうです。約翰さまの研究によれば、本の作者が、ウェマクをケツァルコアトルと同一視した結果、ケツァルコアトルの娘と本に書いたようです。よって、ウェマクの娘が正解です。なお、ウェマクはトルテカ最後の王ですが、この話ではケツァルコアトルと同じ時代に登場して、トルテカの有力者のポジションらしい。
◆全裸を見せつけて惚れさせる件ですが、乙女が心を奪われたのは、テスカ様が美形だからというよりは、下半身を見せつけたのがポイントだったらしいです。
◆この漫画を描いた2000年の当時は、有名なアステカ神話の本がこれらだったので、資料に使ってましたが、現在のせるにあたって、注釈をつけておきます。
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